保険会社の教育ローン

教育ローンとは、子どもの教育資金が足りない時に、金融機関から借りるお金のことです。使用目的が限定おされており、学校などへの納付を証明する書類などを提出する必要はありますが、目的を限定しないフリーローンに比べると金利なども低く設定されていることから、現在多くの家庭で利用されています。
一般的には、教育資金の借り入れというと、一番に思い浮かべるのが奨学金ではないでしょうか。奨学金はほとんど金利がかからなかったり返済の必要がないものもあるので、できれば奨学金を受けたいところですが、条件面などで受けることができなかったり奨学金だけでは足りないとなると、教育ローンを利用することになります。教育ローンは、国や各金融機関などがそれぞれ取り扱っており、取扱い金融機関としては銀行が中心ですが、実は保険会社でも教育ローンを取り扱っている場合があります。保険会社の教育ローンでよく取り上げられるのが、損保ジャパンの教育ローン「E50」です。
損保ジャパンの教育ローンは、貸出条件がやや厳しいので誰もが借りられるわけではありませんが、条件をクリアできれば固定金利で保証料込年3.2%(平成24年5月)と、かなりの低金利で教育資金を借りることができます。固定金利の場合はどうしても金利が高めになるのが一般的なので、この教育ローンは他の金融機関と比べてもかなり低い金利なのではないでしょうか。ただし、利用するためには、勤続3年以上の正社員で、年収700万円以上、完済時に60歳以下という条件があります。また、アルバイト・パート・自営業者・派遣社員などは対象外となりますので、申し込むことはできません。融資金額は50万円〜300万円で、最長7年の融資を受けることが可能です。
条件をクリアできれば手続きなどはかなり簡単で、ホームページから申し込んだ内容で翌日までに仮審査の結果が報告されて、後日送られてきた本申込書に記入して必要書類ともに郵送するだけです。実際に融資を受けるのは合格発表後になりますが、できるだけスムーズに融資が行われるように、発表の前に審査を済ませておくこともできるので、合格後にお金の工面にバタバタすることはありません。使い道も、幼稚園から小学校〜大学、専門学校、予備校、英会話学校など幅広く対応しており、海外留学の費用としても使うことができます。金利の面でも使い道の面でもかなり便利な教育ローンですので、条件に合う場合にはぜひ検討してみてくださいね。